リレーション通信 第39号(2015.09)

1.第2回キルギス・カザフスタン人材マッチングプロジェクト「外国人マッチングプロジェクト」ロシア語通訳者に熱視線!

relation_info_39_kiji_01-1当社が運営する「外国人マッチングプロジェクト」。2月21日に開催した第1弾では、キルギスの優秀な人材が多数採用されました。県内企業様からのご要望を受け、第2弾を7月27日に沖縄産業支援センターにて開催しました。今回はキルギスに加え、カザフスタン15名、さらに当社の横浜本社から3名(日本留学中)が参加。20社以上の企業をはじめ、テレビ局・新聞社も駆け付け多くの関心を寄せて頂く中、4カ所をスカイプで結び、日本で就業を希望するキルギス・カザフスタンの若者27名が、流暢な日本語と英語で自らの強みやスキルをPRしました。

開催にあたり、本プロジェクトに全面的協力を頂いているキルギス共和国大使館書記官チョンムルノフ・チムール氏が緊急来沖。「キルギスには多言語を話せる人材が多い。日本企業にお役に立てるように協力していきたい」とごあいさつを賜りました。

本プロジェクトは、次なるインバウンド客として期待されるロシア語圏観光客を視野に、その受け入れ側の沖縄県の懸案となっている「ロシア語通訳の人材確保に寄与すること」を目的に実施しております。第1弾で採用された人材は既にサザンビーチホテル&リゾート沖縄やTギャラリア沖縄などで活躍中。「3カ国語を話せる優秀な人材を雇用することで、沖縄のスタッフにも刺激になっている」など、二次的効果を喜ぶ企業様の声も届いております。今回ご参加いただいたホテル・観光業などの企業様や、沖縄県観光振興課・経済団体様は、メモを取りながら一人一人のPRに耳を傾け熱心にチェック。「スキルの高さと強い就業意欲に感動。日本語特有のニュアンスも理解しようとする努力も感じ、ホテル業に向いている印象を受けた」と多数の企業様から採用に前向きなコメントを頂きました。当社の外国人紹介事業は採用まで、だけではなく、当社社員のダスタン・クングロフ(キルギス出身)が就労後のサポートも行います。インバウンドの増加により大きなチャンスが訪れている今、当社は外国人通訳者の採用を応援いたします。
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2.揚華の琉中さんぽ 第36回 「媽祖・航海安全の神さま」

沖縄には天妃(てんぴ)小学校という那覇市立の学校がある。天妃とは、航海安全の神さまとして中国全土で信仰されている媽祖が、中国皇帝から授かった称号だ。媽祖(まそ)は北宋時代(960年~1127年)福建省に生まれた女性で、神通力を使い人々を助け、死後も赤い衣装をまとって洋上を舞い、難民を救ったという伝承がある。

明の永楽(えいらく)帝の命を受け、1405年に大艦隊を率いて南海遠征に出た鄭和(ていわ)が媽祖を船に奉安し、その加護を得たという。清の康煕(こうき)帝の使者として1719年に琉球に派遣された冊封副使・徐葆光(じょほうこう)も、乗っていた船が大きな岩礁にぶつかりそうになったとき媽祖が現れて救われた、と漢詩集「奉使琉球詩」に記している。

媽祖信仰は中国から世界各地に移住した華僑らによって世界に広まった。華僑が住みついた場所には媽祖廟が建てられ、その地域の人々や環境と融合しながら地域社会の繁栄や信仰発展の心の拠り所になっている。沖縄には琉球王朝時代の15世紀に伝わり、上の天妃宮、下の天妃宮の二つが建立された。久米島にも媽祖廟がある。長崎県や神奈川県、東京都をはじめ日本各地で媽祖は奉祀されていると聞く。

徐葆光のドキュメンタリ映画撮影のため福建省に行った際、古い媽祖廟を訪ねた。地元では「媽祖の引き合わせだ」とわれわれを歓待してくれた。その時出た「媽祖で世界を結ぶ行事を沖縄で開こう」という話は今もしっかり覚えている。
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3.アジアレポート 70年前にキルギス共和国に日本兵が残した建物

キルギスで一番人気のレジャースポット「イシク・クル湖」。大きさはなんと琵琶湖の9倍もあります。このイシル・クル湖の湖畔にはタムガという小さな街があり、大きな「サナトリウム」があります。サナトリウムとは、綺麗な空気や恵まれた景観、リラックスできる森や海などに作られる療養所の事です。

実はこの療養所、70年前に造られた建物なのですが驚く事にこの療養所の建設に従事したのは日本兵、そう日本人だったのです。旧ソ連圏だったここキルギスでも、第二次大戦のときに捕虜となった日本兵たちが強制労働させられていたのです。タムガの街にも抑留されていた日本兵は125名もいたのです(終戦後、全員帰国できました)。1946年から2年間働き、多くの建造物を残しています。そのひとつであるこの診療所はいまだ現役です。また、この近くには同時期に造られた階段もあります。その階段は石を削って作られています。日本ではよくある石階段ですが、キルギスには石で作られた階段はありません。すごい技術です。

与えられた仕事をこなし、毎日を過ごした日本兵たち。現地の高齢の人たちのなかには、「日本人は監視しなくても丁寧に、一生懸命毎日働く」と、当時の姿を尊敬する人も多いです。この建造物は今や強制労働の爪痕ではなく、堅実な日本兵が「仕事」をした証・誇りとして、一部の地域では語り継がれています。

今この街は日本兵たちが強制労働をさせられていたことはなかったかのように平和になり、徐々に忘れられてきています。私が抑留された日本兵だったら忘れてほしくありません。私の母国キルギス共和国と日本が70年前から太い絆で結ばれていた証なのですから。
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著:(株)リレーションシップ クングロフ・ダスタン

4.続報 キルギスより第2期性が到着!

リザンシーパークホテル茶谷ベイにて就業開始!! 7月後半、先月に引き続きキルギス共和国より、14時間以上の長旅を経て第2期生2名が沖縄にやってきました。第1期生と同様に第1回マッチングプロジェクトを通じて採用が決まった人材です。2名はリザンシーパークホテル谷茶ベイで就業。フロントなどで通訳・接客業務で活躍しています。
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5.税理士&社労士Q&A

relation_info_39_kiji_02-2<税理士Q&A> Q:配偶者控除が17年度から新しくなるようですが、これを教えてください。

A: 現在の配偶者控除の制度は、以下の様です。配偶者がいる場合は配偶者の年間収入が38万円(給与収入が103万円)以下の場合、主たる世帯主の課税の計算上、所得税で38万円、住民税で33万円を課税所得から差し引きするものです。従って、所得税は38万円の5%から45%(超過累進課税なので差は大きい)を、住民税では10%が差し引けます。

従って、この103万円以上は働きたくないというのが「103万円の壁」と呼ばれるものです。現在1,400万人に適用されており、夫の年収が600万円なら税負担が7万円程度軽くなると言われています。

今回政府が検討しているのは、配偶者控除を廃止し妻の年収に関係なく夫婦の所得から一定額の控除を認める「夫婦控除」を創設する案が軸になる見通しです。

妻がフルタイムで働く世帯にも一律に適用されるため、仕事の時間を抑える必要がなくなります。

適用対象者は現在よりも大幅に増える見込みですが、高所得世帯には控除額を縮小したり適用外にしたりする所得制限も検討し、年6,000億円の減税規模は維持する予定です。

<社労士Q&A> Q:弊社では通勤距離に応じて通勤手当を支払っています。通勤距離30㎞での手当を受けている社員が、実際は徒歩で通勤できる所に住んでいることが分かりました。手当申請時に添付のあった住民票について確認すると「実家」とのことでした。手当を遡って返してもらうことはできますか?

A: 遡って返してもらうことができます。通勤手当の不正受給となりますので、すでに支給済みのものは、民法703条の「不正利得の返還義務」により返してもらうことができます。

さらに時効は10年(民法債権等の消滅時効)となっています。社員の生活もありますので、一部返還にとどめるのか、分割返済させるのか検討は必要です。また今後、このような不正請求を防ぐために、会社の規則に従って懲戒処分を行ってください。たいてい就業規則には「懲戒」の規定があり、会社に損害を与えた場合は懲戒処分とする旨記載されています(明記していない会社はぜひ整備してください)。会社としては、通勤距離に応じて金額を決めていますから、事実と異なっています。社員が故意にやったのか、うっかりミスなのか、弁明(経緯報告書など提出)を聞いてから判断してください。うやむやにすると職場モラルの低下につながります。

6.関根由紀江のきっと芽がでる豆知識 第39回「ビジネスでの喫煙マナー」

分煙化が進んでいますが、忘れてはならないマナーも沢山あります。

◆喫煙所が席から遠い場合、一服するだけでも15分程席を外すこともあります。電話が入り困ることもあるので、必ず誰かに声かけをしましょう。

◆喫煙の時間は短時間にするように。回数にも注意が必要です。業務時間中であることを忘れずに!

◆席に戻る際には、タバコの臭いに注意をしましょう。喫煙しない方の中には、臭いだけで気分が悪くなる方もいます。

◆訪問先では灰皿があっても吸わないことです。相手が吸われる方で、勧められたら「お言葉に甘えて失礼します」と吸っても良いのですが、一本(時間が長ければ二本)位に留めておきましょう。

タバコを吸うことで、集中できたり気分転換になるようです。吸わない方は、その点のご理解も…。
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7.社員紹介

当社で進めている「外国人材マッチングプロジェクト」始動に伴い、キルギス共和国・カザフスタン共和国と日本(沖縄)のかけ橋となる最も重要なポジション・人材コーディネーターとして活躍。また、外国人材配属先の企業への受け入れアプローチや時にはアドバイスなども行い、企業と人材の双方をバックアアップいたします。
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8.モリ盛コラム 「日本の年平均労働時間は・・・。」

年間総労働時間は減少傾向にあります。2012年OECD調査データで見ると、日本の年平均労働時間は1,765時間。アメリカの1,790時間とイギリスの1,654時間と大差が無いように思われます。

しかし、フランスの1,479時間、ドイツの1,397時間に比較すると、日本の平均労働時間が長いのがわかります。ただ、日本の年間総労働時間が1,800時間未満である事は意外ですが、これはパートタイム労働者比率(28.8%)が高まったことが大きな要因と考えられます。フルタイム労働者の総労働時間は年2,030時間で、パートタイム労働者の総労働時間は1,105時間でここ十数年変化はありません。(※グラフ参照)

年次有給休暇(以下、有給)の取得率は近年50%を下回る水準で推移しています。平成4年の有給日数は16.1日、取得日数9.0日で、取得率は56.1%で最高値を記録。その20年後、平成24年(2012年)の有給日数は18.3日、取得日数8.6日で取得率47.1%と最低値を更新しています。

これらは厚生労働省「就労条件総合調査」で対象はパートタイムを除いた労働者となっており、付与日数には繰越日数は含んでいません。労働政策研究・研修機構「年次有給休暇の取得に関する調査(2011年6月)によれば2009年度の正社員の有給平均取得日数は8.1日(51.6%)、契約社員等は8.6日(68.9%)、パート・アルバイトは7.4日(70.5%)、派遣社員は8.9日(83.1%)となっています。

この調査から雇用形態によって大きな差が出ている事が分かります。
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著:本社営業部本部長 森幹雄